好きなものは好きでいいじゃないか!といきなり結論出してしまうのですが‥
共に輝く―21世紀と資生堂って読みました?結構すごいでしょ。いや凄いって言い方がいいのか悪いのか、わかりませんが、共に輝く―21世紀と資生堂の評価って私の場合どうも、こうなんていうか言葉にならんのです。
なので、冒頭のような結論を先に吐いちゃうのです。
共に輝く―21世紀と資生堂って好き嫌いで論じていいのかどうかわかりませんが、まあ個人的意見ですから許してやってくだされ。
でも、私は面白いと思うけどなあ。
ごく私的な意見かもしれないけれど、ちょっとしたところに「お!」と思うような発見があったり、
「へえ」と思うような一文があったり、著者の弦間 明の力量が、そこここに現れています。
共に輝く―21世紀と資生堂はそんな部分もあったかと思うと、全体的に一本の筋もしっかり通っています。
そういう意味では、共に輝く―21世紀と資生堂はとてもバランスの取れた本なのじゃないかと思います。
だから、いい意味で失敗が無い本だと思ったりもします。こいつはオススメですよ。
もっと深い内容が知りたかった
資生堂の今後の在り方や歴史、商品や顧客との関わり方等について書かれている。
内容的には共感する部分も多く素敵だと思ったが、今ひとつ客観性に欠け内容の伝わらない部分も多かった。
例えば、大正時代に資生堂ギャラリーで芸術家達の庇護を行ったくだり、誰がどんな作品を残し、どのようなエピソードが生れたという事まで踏み込んであると想像力も膨らむが、「芸術家達はとても幸福を感じたことでしょう」という著者の個人的感想程度で締めくくられているので、まるで具体的に伝わってこない。他にも知りたい事がほんの2~3行主観的な感想で語られているだけだったり、共存共栄や顧客との共鳴を語る割にはまるで独りよがりで進む文章だったのが残念だった。
まったくの外部からライターを雇い、インタビューや昔の写真や資料等と合わせ、資生堂の歴史について掘り下げられたものであったなら、もっと違ったものになったのではと残念でならない。
全体的に資生堂の新人教育用としては良いかもしれないが、
あくまで長めの広告文の域を出ない作品だと思う。
時代を遡り日本古来の化粧法などに触れているのはいいが、
踏み込みが浅いせいで、資生堂の素晴らしさを宣伝したいが為に
あちこちの文献から聞こえの良いフレーズを切り取ってきて
無理につなぎ合わせた感じ。読むほうとしてはとても物足りなさを感じた。

